てんかんによる記憶障害

てんかん日記

私の病気は、「てんかん」ですが、さらに細かい分類でいうと、「海馬硬化を伴う内側側頭葉てんかん」です。側頭葉の内側にある、海馬という組織に硬化(小さくなる)がみられるものです。
症状については、上腹部不快感などの前兆、自動症を伴う複雑部分発作があり、薬で発作を抑えるのは困難なことが多いそうです。しかしながら私の場合、幸いにも薬の効果があるようで、ここ2年間は意識を無くすほどの発作は発症しておらず、それにより6月からは車の運転ができるようになりました。
薬で発作が抑制できない場合には、外科的治療(海馬の切除)によって発作を抑えられることが多いようなのですが、この外科的治療が実施できるのは海馬の硬化が片側のみにみられる場合だけで、私の場合には両側の海馬に硬化がみられるようなので、外科的治療の効果も得られるかどうかわからない状況です。したがって、現状薬で発作を抑制で来ていることは幸運だったと思っています。
しかしながら、海馬の硬化は元に戻ることはありません。海馬というのは、記憶をつかさどる脳の一部であり、主に新しい記憶を整理整頓しているそうです。私の場合も、短期記憶に障害があるようです。
例えば、少し前に聞いたことを忘れていたり、よく覚えていることができません。できる限りメモを取るように心がけているのですが、農作業で手袋をしていたりすると、すぐにメモが取れないときなどがあります。今のところ大きな問題になる「物忘れ」は無いのですが、いつも心配で、ひやひやしています。
お医者様からは、抗てんかん薬による薬物治療によって、発作がいったんおさまることもあるが、再発すると、薬で完全に発作を抑えるのは困難なことが多いとも聞いています。がんの再発みたいな感じですね。先ほど申し上げたように、片側だけの海馬の硬化であれば外科的治療も考えられるのですが、両側の海馬の硬化の場合には外科的治療は難しいと言われています。
てんかんの治療は長期にわたることになるのですが、今のところは薬で発作を抑制できることを祈りつつ、現状の薬の効果が継続するか、もしくは、新薬の登場を祈るしかできません。
今服用している抗てんかん薬も、ここ10年以内に出てきた新薬なので、これからも新薬登場に期待しています。


今は、病気のことは運を天に任せ、新規就農に向けて、自分でできる限りのことをしていきたいと思っています。

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